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取扱業務 06

渉外・海外との取引・外国人関係

【このような方へ】

– 英語やフランス語など外国語で書かれた請求書・通知の内容が分からず不安がある

– 海外企業との契約書や利用規約をよく理解しないまま進めてしまっている

– 海外のオンラインサービスの解約・支払トラブルに困っている

– 外国人との取引や紛争で、言葉や文化の違いも含めて整理したい

当事務所では、外国語メール・契約書の内容確認から、 海外との取引・支払トラブル・外国人との紛争対応まで、 言語と法制度の違いを踏まえて対応方針を整理します。

1 国際化・IT化で、海外からの問題は身近になっています

 

IT化・キャッシュレス化・オンラインサービスの普及により、 海外の企業・サービスを利用する機会は、中小企業・個人を問わず増えています。

 

その一方で、

 

  • 英語やフランス語、あるいは何語かも分からない言語で書かれたメール・請求書
  • 海外出張や旅行の際に利用したサービスからの請求・督促
  • 海外のプラットフォーム・クラウドサービスの利用規約や解約手続

 

など、「何となく重要そうだが、内容がよく分からない」書類に直面する場面も増えています。

 

「よく分からないから放置する」と、 本来は対応すべきでないものに時間を使ってしまったり、 逆に、対応すべき重要な連絡を見落としたりするリスクがあります。

 

2 外国語のメール・書類にどう向き合うか

 

身に覚えのない海外からのメールの多くは、 いわゆるスパムメールや無視して差し支えない内容ですが、なかには、

 

  • 海外出張・旅行中のホテル・交通・レンタカー等に関する正規の請求
  • 海外のオンラインサービスの有料プランの継続・解約に関する通知
  • 税金・通関・現地規制に関する重要な連絡

 

など、放置すると不利益につながりうるものも含まれています。

 

例えば、海外での支払いトラブルが解決しないまま放置されていると、

 

  • 次回の入国審査でトラブルになる
  • 現地での金融取引・サービス利用に支障が出る

 

といった、思わぬ事態につながるおそれもあります。

 

弁護士に依頼して、

 

  • そもそも本当に相手をする必要がある連絡かどうか
  • 応じるとすれば、最低限どのような対応・説明が必要か

 

を切り分けることで、無駄な対応を減らしつつ、必要な場面では適切に対応することができます。

 

3 海外との取引で生じる典型的な問題

 

企業・個人を問わず、海外相手の取引では、次のような問題が生じがちです。

 

  • 海外企業との間で交わした英文契約書の内容が十分に理解できていなかった
  • オンラインで同意した利用規約・約款に基づき、思わぬ義務を負っていた
  • 海外のサービスを解約したつもりが、定期課金が続いていた
  • 海外のECサイト・プラットフォームを利用した売買でトラブルになった
  • 外国人との共同事業・投資案件で、リスクの分担が曖昧なまま進んでしまった

 

こうした問題は、法律だけでなく、

 

  • 言語の壁(細かいニュアンスの違い)
  • ビジネス慣行・文化の違い

 

にも起因します。

 

「とりあえず翻訳ソフトを使って読んでみた」だけでは、 重要なニュアンス・責任の範囲を見落としてしまう危険があります。

 

4 外国人との紛争・コミュニケーションにおける課題

 

外国人の相手方とトラブルになった場合には、次のような問題が重なります。

 

  • 言語の問題で、相手の主張や意図が正確に伝わらない
  • 相手も日本語のニュアンスを十分に理解できていない
  • 法律・契約に対する考え方やビジネス文化の違いがある

 

このような場合には、

 

  • どの言語で、どの程度のレベルまで説明するか
  • どの段階で「交渉」から「法的対応」に切り替えるか
  • 日本法・外国法、どちらのルールが関係しうるか

 

などを整理しながら進める必要があります。

 

外国語や異文化への理解がある弁護士に相談いただくことで、 単なる翻訳だけでなく、法的な意味合いも含めた「伝え方」「受け止め方」の整理が可能になります。

 

5 弁護士に相談するメリット

 

渉外対応について弁護士に相談・依頼していただくことで、例えば次のようなメリットがあります。

 

  • 外国語のメール・書類の内容を、法律的な意味も含めて整理できる
  • 無視してよいものと、対応すべきものを切り分けられる
  • 対応すべき場合、どのような表現・姿勢で返答すべきかアドバイスが得られる
  • 契約書・利用規約・免責条項など、重要な箇所のリスクを把握したうえで判断できる
  • 必要に応じて、現地の専門家や通訳と連携しながら対応方針を検討できる

 

「何となく不安なので、とりあえず払ってしまう」 「よく分からないから、すべて無視する」

 

という両極端を避け、必要な場面に絞って合理的な対応を取るための判断材料をご提供します。

 

6 当事務所の渉外対応

 

当事務所では、渉外・国際関係の案件について、主に次のようなサポートを行っています。

 

  • 英語・フランス語を中心とした、外国語メール・書類の内容確認と法的評価
  • 海外企業・外国人との契約書・合意書・利用規約の確認・交渉支援
  • 海外出張・旅行に関連して生じた支払トラブル・請求への対応
  • 外国人との間の民事紛争(売買・貸し借り・離婚・相続等)に関する相談
  • 少数言語への対応(対象言語・状況によりますがご相談ください)

 

「これはスパムなのか、重要な連絡なのか分からない」 「海外からの請求書や通知が来たが、どう対応すべきか判断できない」

 

といった段階で、一度ご相談いただくことで、 言語・文化・法律の違いを踏まえたうえで、現実的な解決への糸口を一緒に探っていきます。

 

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